【インドネシアSNSマーケティング】現地スタッフにインタビュー!インドネシアの最新SNS事情を解説
インドネシアでSNSを使ったマーケティングをする際に、どのSNSを使うと効果があるのでしょうか。現地のスタッフの声を参考に、インドネシアで人気のSNSの使い方について解説しました。
インドネシアでもSNSの利用者数は多く、SNSを活用したマーケティング施策も頻繁に行われています。しかし日本とはSNSの利用状況も違うため、インドネシア現地の利用実態を踏まえたマーケティングを実施しなければなりません。
そこでクリスクでは現地にいるスタッフにSNSの利用状況をインタビュー。実際に現地の人たちがどのようにSNSを利用しているかまとめてみました。
インドネシアで利用者数が多いSNSは?

インドネシアで利用されているSNSベスト4は以下のようになっています。では実際にどのようにインドネシアでは使われているのでしょうか。現地スタッフのタニアにインタビューしました。
1位 | 92.1% | |
2位 | 86.5% | |
3位 | 83.8% | |
4位 | TikTok | 70.8% |
WhatsApp:ほぼインドネシア版LINE

WhatsAppは日本ではなじみのないアプリですが、インドネシアでは人気ですね。

WhatsAppはアメリカ発のメッセージアプリで、Facebookを運営するMeta社がサービスを提供しています。月間ユーザー数は20億人にも上るといわれている最大規模のメッセージアプリで、インドネシアで最も多く使われているSNSです。

日本で言えばLINEみたいな感じですか?

そうですね。友達との連絡だけでなく、仕事の連絡にも使っています。グループを作って連絡もでき、ビデオコールもできますよ。

グループトークや通話はまさにLINEと同じ機能ですね!
ビジネスに活用する方法もありますか?

はい、あります。たとえばInstagramの概要欄にWhatsAppへのリンクを入れ、質問・価格表リクエスト・予約など、顧客との連絡をとる手段として活用している企業が多いですね。
Instagram:女性の発信が中心、検索にも便利

日本でも若い世代が使っているInstagramですが、インドネシアではどうでしょうか。

インドネシアも日本と同様、20代〜30代の女性の利用者が多く、とくに都市部のユーザーが多いですね。

タニアさんもInstagramを使ってますか?

はい、見るだけでなく、発信もしています。ストーリーで毎日の生活を投稿し、チャットでコミュニケーションをとることもあります。
投稿する際には、場所のタグ付けもよくしますね。たとえば最近流行っている場所、オープンしたばかりのカフェやレストラン、旅行で行った場所はよくタグ付けします。

インドネシア人の友人が日本を旅行した際の投稿

日本では、Instagramでタグを検索して、飲食店などのお店を探すことが多いです。

インドネシアも同じで、新しいカフェやレストランはInstagramで知ることも多いです。
今からカフェに行きたいと思った時、Google検索ではなく、Instagramでタグを検索します。

インドネシアも日本も使い方は変わらないですね。
タイムラインに流れて来た広告はクリックしますか?

ファッション・メイク・スキンケア・旅行系アカウントをフォローしているので、ストーリーでも広告を見かけますね。
気になる商品はクリックすることもあります。
タニアがフォローしている旅行系アカウント
Facebook:グループやマーケットプレイスも活用

Facebookというと30代以上で使っている人が多い印象ですが、インドネシアではどうですか。

日本と違って幅広い年齢層に支持されていますが、アクティブユーザーは30代後半〜50代という印象です。

Facebookはどのような時に使っていますか。

自分の基本情報や写真の共有、家族や友人とコミュニケーションしたいときに使いますね。

確かにFacebookは友達に近況を伝えるのに便利ですよね。
それ以外の使い方はありますか?

Facebookマーケットプレイスで物を買うこともありますね。
他には、Facebookグループで情報収集することもあります。
FacebookのJapan Travel Discussionグループでは、おすすめのお店や観光スポットへの行き方など、訪日旅行に関する情報を聞くことができます。

日本だとFacebookで飲食店の評価をしているグループがありますが、口コミサイトよりもリアルな声が聞けますね。
Facebook広告ではどのような業種が多いですか?

スマホ、モバイルゲーム、住宅、大学紹介などの広告をよく見かけますね。
TikTok:若者から圧倒的な支持を集める

タニアさんはTikTokを使いますか。

TikTokは、日本と同じように10代後半〜20代の人たちに人気です。TikTok内で商品を購入している友人もいます。
私はアカウントは持っていますが、あまり使ってないですね。

日本だと街でTikTokの動画を撮っている人も見かけますが、インドネシアはどうですか。

インドネシアも同じで、カフェ、レストラン、街中でTikTokを撮っている人をよく見かけますね。
YouTube:老若男女問わず定着

先ほどの調査結果には入っていませんが、YouTubeはどうでしょうか。

インドネシアでも多くの人がYouTubeを利用しています。シニア層もYouTubeを見てますね。

タニアさんはどんなジャンルの動画を見ますか?

私はコスメのレビュー動画を見ることが多く、動画をきっかけにして実際に商品を購入することもあります。
YouTubeは長い動画が多いですが、いちばん購入の参考になるのはYouTubeですね。
旅行系の動画を見るのも好きです。そもそもYouTubeで検索することが多いですね。
タニアがYouTubeでよく見る旅行動画

確かに商品を使っている様子が見られるのはいいですよね。
あとYouTubeは広告も流していますが、広告は見ますか?

YouTube広告も見ている人が多いですね。私もよく見ています。
▼ インドネシアのSNSで多く見られるレビュー事例のまとめはこちら
まとめ
インドネシアでもSNSを使ったマーケティングは有効です。ただし使っているSNSも使い方も違います。そのため実際にインドネシアでSNSがどのように使われているのか、現地の事情を踏まえなければ、効果的なマーケティング施策を実施できません。
クリスクでは現地スタッフとともに、現地の事情を踏まえたSNSマーケティングをご提案いたします。もしインドネシアでのSNS運用や広告運用でお困りなら、ぜひクリスクにお声がけください!
※本文内で引用されている資料・データ、登場する人物の所属名・役職名などは掲載当時のものです。