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こんにちは。クリスクアジア編集部です。
訪日タイ人は、日本のコンビニでどのような商品を手に取っているのでしょうか。
日本を訪れる外国人観光客にとって、もはや観光スポットの一つとも言える存在になった「コンビニエンスストア」。中でも、親日国として知られ、リピーター層も多いタイからの旅行者にとって、日本のコンビニは単なる「便利な売店」以上の価値を持っているようです。
SNSを開けば、タイのインフルエンサーが日本のコンビニの新商品をレビューし、それを見たフォロワーが訪日時に同じ商品を買いに走る。そんな光景も珍しくありません。
では、実際にタイ人は日本のコンビニでどのような商品を手に取っているのでしょうか。また、そこにはどのような消費心理が隠されているのでしょうか。
今回は、クリスクのタイ現地スタッフが実際に日本を訪れた際のリアルな購買行動をもとに、コンビニでの購入傾向を調査・分析しました。データから見えてきたのは、日本人からすると少し意外にも感じる、タイ人女性ならではの「こだわり」と「日本への期待」でした。
訪日外国人のコンビニ購買傾向
今回は、クリスクのタイ現地スタッフが実際に日本を訪れた際の購買行動をもとに、コンビニでの購入傾向を整理しました。
その結果、20〜30代女性の約85.7%が「スイーツ」、約71.4%が「期間限定ドリンク」を購入していることがわかりました。
この結果を見ると、おにぎりや弁当ではなく、スイーツやドリンクが中心になっている点が特徴的です。特に「期間限定」という要素に回答が集まっている点は、注目すべきポイントと言えます。ここで、日本人自身の海外旅行を思い返してみると、少し似た感覚に気づきます。
現地のコンビニやスーパーに立ち寄ったとき、見慣れないお菓子や、その国ならではのドリンクを見つけて、つい手に取ってしまう。短時間の立ち寄りであっても、その中での小さな発見が、そのまま「その国らしさ」として記憶に残ることがあります。
日本のコンビニも、訪日タイ人にとっては同じように、気軽に日本を体験できる場所として機能しているのかもしれません。

期間限定が人気の理由とは
今回の調査で印象的だったのが、「期間限定ドリンク」の人気です。
日本にいると「期間限定」という言葉は見慣れたものですが、これが訪日タイ人にとってどのように映っているのかを考えると、少し違った見え方がしてきます。例えば、海外旅行に行ったときのことを思い出してみてください。
空港の売店や、現地のスーパーで、「この国限定」「ここでしか買えない」そんな言葉を見かけると、少し足を止めてしまう。特別欲しかったわけではなくても、 「今しか手に入らないかもしれない」と思うと、つい手に取ってしまう。
そのときに動いているのは、「必要かどうか」ではなく、 “この瞬間を逃したくない”という感覚です。日本のコンビニで見かける「期間限定」も、訪日タイ人にとっては同じように映っているのかもしれません。むしろ、日本の場合はそれがより強く感じられます。
春になれば桜味の商品が並び、夏には爽やかなドリンクが増え、秋にはさつまいもや栗のスイーツが目に入る。コンビニの棚そのものが、季節ごとに少しずつ表情を変えていく。この“変わり続ける売り場”は、日本では当たり前の風景ですが、 海外から見るととても新鮮に映ります。
「期間限定」という言葉は、商品を説明するためのものというよりも、 その瞬間の日本を切り取ったような、小さな体験の入口として機能しているように見えてきます。

訪日外国人に人気の日本スイーツの理由
一方で、「スイーツ」が選ばれている理由は、また少し違った角度から見えてきます。バンコクの街並みを歩いていると、少し移動するだけで、多くのスイーツ店舗が現れます。
After You(アフターユー)
Mango Tango(マンゴータンゴ)
Swensen's(スヴェンセンズ)
Dairy Queen(デイリークイーン)
MIXUE(ミーシュー)
タイでは、このようなスイーツチェーンが街中に広く展開されています。特別な場所に行かなくても、気づけばスイーツのある風景に入り込んでいる。それがタイの日常です。
では、日本に来たときはどうでしょうか。同じように街を歩いていても、ファーストフード店や飲食チェーン店のように、飲食を楽しめるお店はあっても、タイほど“すぐにスイーツに出会える感覚”はありません。
訪日タイ人にとって、自然と目に入るのが、コンビニです。日本人にとってコンビニスイーツは、日常の延長にあるものですが、訪日タイ人にとっては、スイーツを楽しむための場所、あるいはスイーツ体験の入口として機能しているとも言えるでしょう。
結果としてコンビニスイーツは、スイーツ店の代わりになり、安心して選べる選択肢になり、さらに日本らしさを感じる体験にもなっている。そんな複数の役割を持った存在として、選ばれているように見えてきます。

訪日タイ人の消費行動からのヒント
ここまで見てきて、少し視点を変えてみると、「なぜこの2つなのか」が見えてきます。
訪日中の買い物は、思っている以上に余裕のない状態で行われています。言葉はなんとなくしかわからず、一つひとつの商品を比較する時間もない。目の前に並んでいるものの中から、その場で「なんとなく良さそう」と感じたものを選んでいく。この感覚は、海外旅行中の私たちにも重なる部分があるのではないでしょうか。
だからこそ、選ばれている商品には共通点があります。見ただけで内容が伝わること。そして「なぜそれを選ぶのか」がすぐに理解できること。「期間限定」と書かれていれば、それだけで理由が生まれる。「スイーツ」であれば、安心して手に取ることができる。つまり少し冒険してみたい気持ちと、できれば失敗したくない気持ち。この2つの間で、選択が行われているように見えます。
この視点で見ると、コンビニの役割も少し変わって見えてきます。日常の中にある場所でありながら、訪日外国人にとっては、新しいものに出会い、気軽に試すことができる、“最も身近な体験の入口”になっているのかもしれません。そしてそこで選ばれているのは、商品そのものというよりも、「どんな体験になるか」という感覚です。

まとめ:日本の当たり前が価値になる
今回の調査から見えてきたのは、日本人にとっての「当たり前」が、そのまま魅力になっているという点です。季節ごとに変わる商品、手軽に楽しめるスイーツ、どこにでもあるコンビニ。これらは普段意識されることは少ないものですが、海外から見ると新しい体験として受け取られています。この視点は、インバウンド施策だけでなく、海外展開を考える上でも重要なヒントになります。
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