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ベトナムZ世代におけるキャリアの選定基準や課題とは?現地で使用されている求人メディアも深掘り!

ベトナムのZ世代は、どのような基準でキャリアを選んでいるのでしょうか?現地の就職活動で使用されるメディアやその選定基準を詳しく解説します。

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ベトナムZ世代におけるキャリアの選定基準や課題とは?現地で使用されている求人メディアも深掘り!
13:27

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こんにちは。クリスクアジア編集部です。

近年、ベトナムのZ世代が仕事を選ぶ際に重視する基準が注目されています。彼らは、給与や福利厚生といった条件面だけでなく、企業の雰囲気や自己成長の可能性など、より多角的な視点から就職先を判断しているようです。

今回ご紹介するのは、ホーチミン市に暮らすZ世代の女性、ガー(Nga)さんの就職観です。彼女は、どのような会社であれば働きたいと思えるのか、成長の機会をどのように捉えているのでしょうか。

求人サイトやSNSをどう使い分けて情報を集めているのかといった、現地の若者ならではのリアルな視点を語ってくれました。

ベトナム市場で若手人材の採用を目指す日本企業にとって、Z世代が抱える理想と現実のギャップを理解することは、採用戦略を見直す上で大きなヒントになるはずです。ぜひ、現地の声を通して彼らの価値観を参考にして下さい。

 

1. Z世代が重視する仕事選びの基準とは

ベトナムのZ世代は、従来の価値観にとらわれない柔軟な就職観を持っています。ホーチミン市在住で1999年生まれのガーさんも、その一人です。彼女の話からは、若い世代ならではのリアルな視点が浮かび上がってきます。

ガーさんが仕事選びにおいてまず優先するのは、生活を安定させるうえで不可欠な給与の水準です。そのうえで、福利厚生の内容や勤務先の立地、職場の雰囲気といった点も総合的に判断材料として重視しています。これは多くの同世代に共通する、現実的かつ堅実な傾向といえるでしょう。

一方、ガーさんは給与条件が同等の場合、より成長機会のある職場を選びたいと考えています。

「成長や学びのチャンスがある会社を選びたい。経験を積めば、次の転職でより良い給料の仕事に就けるから」と語っており、現在の選択が将来のキャリアにどうつながるかを意識している様子が伺えます。
Z世代にとっては、待遇だけでなくキャリアの連続性も重要な判断基準となっているのです。

また、ガーさんが理想的な職場として挙げるのは、Shopee(ショッピー)やMoMo(モモ)といった大手企業です。こうした企業には、給与や福利厚生が整っているだけでなく、社員同士の関係がフラットで働きやすい雰囲気があるという印象を持っているとのことです。将来的にはマネージャーのような上位の役職も目指したいと考えており、キャリアアップへの意欲も高いことが伝わってきます。

このように、待遇や安定性に加えて、自己成長や仕事の意義といった内面的な価値を重視する姿勢は、ベトナムのZ世代に広がる新たな就業観の一端を示しています。

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2. 理想と現実のギャップについて

Z世代の求職者が抱く理想は明確である一方で、実際の採用プロセスや職場環境にはギャップを感じる場面も多いようです。ガーさんもその一人で、これまでの求職活動の中でいくつかの違和感や課題に直面してきました。

その一例として、求人情報と実際の仕事内容の間に食い違いがあったケースがあります。
応募時には事務職と記載されていたにもかかわらず、面接では週末勤務やイベント対応が求められることが突然告げられ、想像していた仕事とは違うと強い戸惑いを覚えたといいます。求人内容に対する信頼が損なわれると、応募意欲そのものが低下してしまうのは自然な反応でしょう。

また、面接そのものにもZ世代ならではの課題があります。ガーさんは、若さや経験の少なさによって自信を持てない場面があると打ち明けてくれました。魅力的な求人を見つけても、自分にはスキルが足りないのではないかと感じて応募をためらってしまうこともあるそうです。

加えて、採用担当者とのコミュニケーションも、求職者にとって心理的なハードルになり得ます。Z世代にとって理想的な面接とは、単に質問に答える場ではなく、会社の雰囲気や制度についても丁寧に共有してもらえる、双方向のやり取りがあることです。

ガーさんは、特に合否の連絡が明確かつ迅速であることを望んでおり、連絡がないまま数日経つと他社を受ける判断ができず困ってしまうと語っています。

職場環境への不安があるかも重要な指標となります。ある家族経営の企業では、業務内容とは直接関係のない社内のルールが強調され、たとえば週末は会社の人たちと一緒に食事をしてから帰るといった私的な慣習が求められることもあったそうです。

このように、求人情報の信頼性、面接時の対応、企業文化など、理想と現実の間にはさまざまなギャップが存在します。企業側がZ世代の価値観を正しく理解し、それに寄り添った採用姿勢を示すことが、今後ますます重要になるでしょう。

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3. 信頼される求人メディアとは 

数ある求人メディアの中で、ベトナムのZ世代が最も信頼を寄せているのがTopCV(トップシーブイ)です。ガーさんも、就職活動において最初に活用するメディアとしてTopCVを挙げており、その理由は明確です。

まず、TopCVは求人情報の見やすさと情報の整理性に優れています。企業名をクリックするだけで、画面の右側に給与水準、従業員数、事業内容、福利厚生などの詳細が一覧で表示されるインターフェースになっており、効率的に複数の求人を比較できる点が高く評価されています。

また、同サービスに掲載されている求人の信頼性の高さも、Z世代のユーザーから支持されている理由のひとつです。掲載には企業側が広告費を支払う仕組みであるため、ガーさんは、しっかりと費用をかけて情報を出している企業は信頼できるという印象を持っているとのことでした。こうした視点は、情報の真偽に敏感な若年層ならではのリテラシーを反映しています。

TopCVの利用にあたっては、求人情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、検索やSNSを併用して企業情報を自ら確認する姿勢も見られます。

気になる企業があれば、まずGoogleで社名を検索し、公式サイトやレビュー情報をチェック。場合によっては、実際に働いている知人や友人に話を聞いて、リアルな評判を確かめるそうです。SNSの求人グループを利用する際も、投稿者の情報を調べたり、記載された内容を別途確認したりと、慎重な行動が目立ちます。

一方で、ベトナムではSNS上の情報に対する信頼性がまだ安定していない面もあり、特にFacebookなどの非公式チャネルでの求人には、詐欺的な投稿や曖昧な表現が含まれている場合もあります。

そのため、ガーさんのような若手求職者は、まずはしっかりと審査された求人サイトで情報を得てから、補足的に他の情報源を活用するという二段構えの情報収集スタイルを取っています。

このように、Z世代は求人メディアに対して、機能性や透明性、情報の信頼性を重視しており、そのすべてを満たしている媒体としてTopCVが特に支持されていることがわかります。企業側にとって、自社の求人情報を適切な形で掲載するだけでなく、こうした選ばれる情報の整え方も採用活動の一部であるという意識が求められます。

 

4. Z世代のメディア選択における事情

東南アジアでは、TikTokやInstagramといったショート動画系SNSの存在感が年々高まっています。ベトナムでも同様に、Z世代を中心に日常的な情報収集やエンタメ消費に使われる主要なプラットフォームとなっています。

しかし、それらのSNSがそのまま仕事探しに直結しているかというと、現時点では必ずしもそうとは言えません。実際にガーさんはTikTokを日常的に利用していますが、就職活動においては求人を探す目的でSNSを使ってはいないと語ります。

現状、TikTokやInstagramに求人情報を掲載している企業はまだ限られており、飲食店やローカル店舗など、比較的小規模なビジネスが中心です。彼女が志望するような大手企業の多くは、依然としてTopCVやVietnamWorks(ベトナムワークス)といった求人ポータルサイトや公式ウェブサイトを主な情報発信チャネルとしています。

一方で、企業研究や職場の雰囲気を確認する手段として、SNSを活用する動きは徐々に見られています。ガーさん自身も、今後は企業の雰囲気を知るために、TikTokのプロフィール動画などをチェックすることはあるかもしれないと話していました。

会社紹介動画を通じて、職場の雰囲気や社員の様子が視覚的に伝わるコンテンツは、文字情報だけでは伝わりにくい社風の理解に役立つと感じているようです。

こうした状況を踏まえるとベトナムのZ世代における就職活動の主戦場は、依然として求人専門サイトにあると言えるでしょう。企業側としては、信頼性の高い求人情報を整備することを前提としつつ、SNSを活用して職場の雰囲気や企業文化を伝える発信を補完的に行っていくことが、今後の採用活動において有効だと考えられます。

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まとめ:Z世代の声に耳を傾けることが採用成功の第一歩

今回のインタビューを通じて明らかになったのは、ベトナムのZ世代が持つ就職観の変化と、その背景にある現実的な価値基準です。給与や福利厚生といった条件面を重視しつつも、自己成長の機会や仕事の意義を強く求める姿勢は、これまでの世代とは異なる柔軟性と長期的視点を反映しています。

一方で、求人情報と実態の乖離や面接時のコミュニケーションの質など、企業と求職者の間には依然としてすれ違いがあることも事実です。Z世代の応募者は、慎重かつ多角的に情報を精査しながら就職先を選んでおり、TopCVのような信頼性の高い求人サイトを軸に、SNSなどを補完的に活用する傾向が見られました。

企業側としては、こうした若年層の特性を正しく理解し、何を重視しているのか、どこで情報を得ているのか、どのような不安を抱えているのかといった視点を採用活動に反映させることが重要です。特に、求人情報の透明性や、面接時の丁寧な対応、採用プロセスの明確なコミュニケーションが、Z世代との信頼関係を築くうえで大きな鍵となります。

Z世代が本格的に労働市場の中心に入ってくるこれからの時代、彼らのリアルな声を知ることは、単なる採用活動にとどまらず、企業のブランド力や組織文化の再構築にもつなげられます。

 

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この記事を書いたのは

東南アジア・東アジアのマーケティングに携わり15年!
タイから始まりベトナム・マレーシア・インドネシアにもオフィスを構え、現地メンバーと日本のディレクターチームとで東南アジア・東アジアでの集客・プロモーションを支援しています。

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