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SNSからの購入割合が世界一!? タイ人のソーシャルメディア活用状況をざっくり解説。

世界一のアクティブ率と言っても過言ではないほどのタイのソーシャルメディア利用率。タイのローカル会社が調査したデータと私個人の見解を元に、タイにおけるソーシャルメディアユーザーの利用シーンについて解説!

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4月にソンクラン(タイの旧正月)、5月にタイ版ゴールデンウィーク(政府からの特別休暇)とタイは最近休みだらけでしたので、前回の記事から大分期間が空いてしまいました。
今回は前回の宣言通り、タイのローカル会社が調査したデータと私個人の見解を元に、タイにおけるソーシャルメディアユーザーの利用シーンについて、解説していこうと思います。

ところで、なぜタイでのソーシャルメディア活用に関する記事を紹介したいかというと、とにかくタイのソーシャルメディア利用率が、日本や世界と比べても、圧倒的に高いという事実があるからです。
世界一のアクティブ率と言っても過言ではないほどのタイのソーシャルメディア利用率。
その中でも際立って利用率の高いFacebookは、なんと全人口の約60%の人が利用しています。

タイ人ソーシャルメディアユーザーにおける各SNS利用率

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参考:https://www.etda.or.th/documents-for-download.html

全人口の約60%の人が利用しているFacebookは、ソーシャルメディアユーザーにおいては92%以上が利用しているという結果に。

なお年齢別でみると、若年層になればなるほどFacebookを利用している割合が高くなっていきます。

49歳以下の人口比率 : 68.8%(約4,600万人)
49歳以下のFacebookアカウント数 : 3,600万(FB広告ツール調べ)
→ 49歳以下のFacebook利用率 : 78%

39歳以下の人口比率 :52.2%(約3,500万人)
39歳以下のFacebookアカウント数 : 3,300万(FB広告ツール調べ)
→ 39歳以下のFacebook利用率 : 94%

このことから、タイ全土の30代までをターゲットとしている商品やサービスなどは、理論上はFacebookだけでリーチ、エンゲージがほぼ可能な状態にあります。

もちろんFacebookをやれば勝手に人が集まり盛り上がるというようなうまい話は無いですし、ターゲットの行動プロセスに沿った他メディア側との連携も重要になりますが、

  • Facebook広告やFacebookページ運用
  • ソーシャルメディアキャンペーン
  • ソーシャルメディアで影響力をもつインフルエンサーとのタイアップ
  • 話題性のあるバズコンテンツ

などの手段で、ソーシャルメディアのターゲット層への露出・コミュニケーションを行っていく事はタイでは特に効果的です。
その中でも、現地ではSNSがどのように使われているかを、現地側の視点でしっかり理解して策定する事が、何より重要です。

【タイ王国・人口割合】
タイの年齢別人口
引用元 : https://populationpyramid.net/ja/タイ王国/2016/

タイにおけるインターネットユーザーの1週間の利用時間

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参考:https://www.etda.or.th/documents-for-download.html

現在タイのインターネットユーザーは3,800万人になりますが(ソーシャルメディアユーザーも約3,800万人!)、1日6〜10時間利用するユーザーが一番多い比率となっています。

スマホが普及して以降、インターネットに接触する事が容易になったという背景はありますが、タイにいると日本以上にみんな電車内でスマホを触っているし、歩きスマホもかなり見かけます(良くないですが…)。
また、仕事中もソーシャルメディアにアクセスしているなど(これも良くないですが…)、ほとんどネット中毒な状況です。

インターネットの利用目的

1位  ソーシャルメディア
2位  検索
3位  E-Book
4位  テレビ、映画、ラジオ(オンライン)
5位  メール送信/配信
6位  Software/音楽/ドラマ/ゲーム
7位  オンラインゲーム
8位  E-commerce
9位  Financial(お金振込みなど)
10位 チケット買う(航空券など)
11位 株の情報を見る

参考:https://www.etda.or.th/documents-for-download.html

ソーシャルメディアが断トツ1位で利用されており、次にGoogleなどの検索エンジン、E-book(漫画や本など)、動画視聴(YoutubeやLINE TVなど)、メールと続いています。

なお、検索エンジンについてですが、タイではGoogle のシェア率が98%程度で、タイで一番有名な口コミ検索サイトのPantipというサイトもありますが、この結果も基本的にGoogleで検索されます。
検索エンジンの利用もここ数年で大分伸びて来たのですが、ソーシャルメディア内での口コミ情報やハッシュタグ検索など、タイ独自の検索文化が根付いてきています。(日本でも10代の情報取得方法がソーシャルに移行しているのが注目されていますね)

SNSでの購入割合 世界一はタイ人

英会計事務所大手プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が 調査したデータによると、SNSを通じてネット通販で商品を購入すると回答した人の割合は、タイが51%と世界一高い結果となりました。そのあとに、インド32%、マレーシア31%、中国27%と続きます。

タイでは格安で個人の露店を持つ事ができるので、FacebookやInstagramなどで商品を紹介し、ダイレクトメッセージ機能を通じて商品購入に関するやりとりをするといったような光景がよく見られます。

タイinstagram2

※タイのInstagramで投稿されている商品紹介画像。

また最近ではクレジットカードの利用率が上がってきていたり、物流の問題も解消されてきたりしている事から、Eコマースでの販売自体が伸びてきているという背景があります。
なお、弊社で運用させていただいているメーカーのFacebookでは、ダイレクトメッセージやコメントボックスなどで商品購入に関する質問が多くあり、カスタマーサービスのひとつとしてもSNSは機能していると言えます。

ところで、「ECサイトなどで直接購入するわけではないが、SNSをきっかけに店舗での購買に影響した」と回答した割合も、タイは53%と高い結果となっています。しかしこちらは、インドが66%、マレーシアが69%と、タイよりも高い影響を示す国があります。

ソーシャルメディアの利用シーン

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参考:https://www.etda.or.th/documents-for-download.html

上記はタイのSNSユーザーが、どのような時にどのくらい利用しているかをまとめたデータです。

家での利用が89%と、ほとんどの人がソーシャルメディアを触っている結果となっていますが、実際タイ人を見ていてもTVを見ながらFacebookやInstagramを触るという行為は極めて当たり前、という状況なので、TV とソーシャルメディアを連携させた施策などは効果が期待できるでしょう。

また、移動中の利用が26%とありますが、先に記載した通り、電車に乗っているとほぼ全員がスマホを触っている状況なので、通勤時間などの時間帯で電車広告と連携させたFacebook投稿や広告配信なども、シナジー効果が期待できます。
また、飲食店やお店を構える小売業は、コンテンツを配信するエリアを細かくセグメントした上で発信することも可能なので、外出中のソーシャルメディアユーザーに適したコンテンツ配信を心がけると良いと思います。

インターネットユーザーの利用時間帯と利用デバイス

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参考:https://www.etda.or.th/documents-for-download.html

こちらは時間帯毎の利用デバイスになりますが、スマートフォンやタブレットが最も利用されている時間帯は16時〜20時。仕事帰り、または学校帰りの移動時間帯や外にいる時間に利用されていると考えられます。
また、PCでは12時〜16時までの時間帯が最も利用率が高く、仕事中であるはずの時間帯に1番利用されている事が分かります(どういうことでしょう〜w)。調査は、仕事用途以外での利用調査になっているので、仕事中にプライベートな目的でPCを利用しているとしたらこれは見逃せませんねw

まとめ

上記はデータとしてあるものの一部になりますが、どのような場面でどのように使われているかという部分をしっかり把握した上で、企画・戦略立案を行う事が、キャンペーン成功には必須と言えます。
しかしそれだけでは足りないのが現実。我々日本人がいくら上記のようなデータを参考に企画を作ったとしても必ずズレが生じます。やはり現地のライフスタイルを一番理解している、つまり現地人を交えての企画進行はプロジェクトを成功させる上でかかせないと、日々感じています。

※本文内で引用されている資料・データ、登場する人物の所属名・役職名などは掲載当時のものです。

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この記事を書いたのは

Clisk Thailand(Clisk Co.,Ltd.)代表取締役 兼 株式会社クリスク 取締役
クリスクの海外事業(タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア)を統括。2013年のタイ着任以降、東南アジアのweb/SNSマーケティング支援の第一線に立ち続ける。家では家族を愛するパパ。趣味は野球とバドミントン。

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