日本カルチャー好きマレーシア人の訪日行動とそこから考える海外ファンの取り込み方

みなさんこんにちは！
クリスク・マレーシアのりつです。

5月に日本に出張したのですが、日本のカルチャーが好きな私は仕事もそれ以外の時間も楽しくてしょうがありませんでした。日本へ行くのは今回で３回目ですが、お店や食事について詳しいわけではないので、出張中もSNSを使って調べながら日本を楽しみました。

今回は、そんな私のSNSの使い方を紹介するとともに、日本カルチャー好きな外国人へのアプローチ方法を考えてみたいと思います。

マレーシア人は海外旅行前にこうして情報収集する

上記のグラフはマレーシア人の訪日旅行前におけるSNS・WEBサイトの利用を調べたものです。旅行情報の入手はオンラインが中心で、検索サイトやSNSにおける友達などの意見からお店や観光地を探していることが分かります。

実際に旅先へ訪れた際にも、スマホでルートを確認し、SNSで訪れたお店や体験をシェアするという流れができており、筆者も訪日中はInstagramでのストーリー投稿回数がいつもより増えました。

訪日時のネット接続環境

このようなインターネットを利用した行動が浸透しているため、訪日外国人にとっては旅行先のインターネット事情は気になるものです。SIMカードなどを契約する訪日外国人は多くいるかと思いますが、今回筆者はこういった有料のインターネットを契約しませんでした。

それはなぜかと言うと、日本にはコンビニがたくさんあるからです。 海外の携帯でもアプリなどをダウンロードすることなく、メールアドレスを登録するだけで簡単に接続できます。そのため、ホテルや空港といった場所でなくても、あまり困ることなくインターネットを利用することができました。

筆者の訪日時の情報収集～発信

日本にはたくさんの美味しい食べ物があります。私はお店を探すために、「食べログ」を使って周辺の美味しいレストランを探しました。

醤油ラーメンが美味しいという口コミや、外観も店内の様子をチェックしお店を選びました。実際に訪れてみると和食屋さんのようで清潔感がありとてもよかったです。食事のあとは、もちろんSNSで発信しました。

マレーシアでは日本の食べ物に対する関心度が高いので、たくさんのコメントがつきました。

Twitterで気になるイベントをチェック

日本のアイドルが好きな私は、日本に行く時はSNSでアイドルのイベントをチェックしています。Twitterで本人をフォローすればイベントの告知を必ずしているので、時間が合えばイベントに参加して思い出を作ります。一人で行く時はSNSを使って同行者を募集することもあります。

Twitterでイベント名のハッシュタグをつけて投稿したら、イベントへ行く人と繋がれる可能性もあります。

SNSを利用して情報発信

今回の出張では、TwitterやFacebookグループで調べて、大好きなアイドル「乃木坂46」 の『乃木坂46だいたいぜんぶ展』というイベントへ参加しました。

SNSで日本関連のものを発信することによって、興味を持っている外国人同士で日本のサブカルチャーを楽しんでいるのです。

日本語が分からなくともイベントに参加したい訪日外国人へのアプローチ

筆者は日本語をある程度理解できるため、このような行動が取れたと考える人もいるかもしれません。しかし、日本のカルチャーが好きな外国人は非常に多いため、日本語が全く分からないけれど日本のイベントに参加したいという外国人は今後増えると思います。実際に今回筆者が行ったイベントでも、外国語対応はされていないにも関わらず、時々中国語が聞こえてきました。

そういった外国人を呼び込むためには、日本側も対応が必要になってくるでしょう。

例えば、イベントサイトに英語・中国語を追加してイベントの詳細を把握しやすくしたり、多言語が喋れるファンをアンバサダーに任命し、イベントに来た外国人の対応をしてもらうなどが考えられます。

このような対応があれば、海外のファン同士でも参加をすすめやすくなりますし、日本でのイベントへの外国人ファンの来場者増加が期待できるのではないでしょうか。

(編集：きたざわあいこ)