マレーシア最大の旅行会社・MATTAが開催する旅行博「MATTA Fair」。毎年1年を通じて十数回ほど国内各地で開催されるフェアですが、中でも3月と9月に首都クアラルンプールで開催されるMATTA Fairは国内最大級の規模。世界中の旅行関連企業や、各国の自治体の観光課などがブースをかまえ、毎年来場者は10万に以上にも上ります。
もちろん、日本企業や自治体も出展していますが、今年の3月22〜24日に開催されたMATTA Fairはどのような様子だったのでしょうか?
今や日本の観光産業にとって東南アジアからのインバウンドは欠かせませんが、現地での日本ブースの盛り上がりはどうだったのでしょう?
クリスク・ジャパン ディレクターの秋山とクリスク・マレーシア スタッフのバイが現地に潜入し、その様子を伝えてくれました。
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▼ 訪日マレーシア人の傾向をApple Vacationsに解説してもらった記事はこちら
▼ マレーシアの盆踊り大会レポートはこちら。古い記事ですが、傾向は今も変わらないようです
まとめ
国民の約65%がイスラム教徒のマレー系というマレーシアで、今年はラマダンに重なったこともあり、去年よりも少し来場者は減ったという3月のMATTA Fair。それでも、
「MATTA Fairは旅行したい人たちとオフラインでつながることができる絶好の機会。国内ではMATTAに向けてプロモーションがとても盛り上がっていて、『MATTAに行けない人にも特典があります』とか『MATTAが終わってもこんな割引があります』といった広告もよく見かけます。国民の間でもメジャーなイベントなので、出展するなら日本企業もうまく活用してほしいです」
とバイ&秋山。日本の企業や自治体も、MATTA出展の際には会場内でのPRのみならず、SNSなどを使って限定プロモーションを行ったり、クアラルンプール内の巨大ショッピングモールに広告を出したりと、事前事後のプロモーションも工夫してみるといいかもしれません。
そして、オフラインプロモーションはMATTA Fairだけではありませんし、SNS広告などオンラインプロモーションと併せて実施する必要もあります。円安が進行し各国の旅行欲が高まる中、自社に有効なマーケティング施策で確実に訪日客を取り込みたいですよね。
クリスクではマレーシア国内における各種プロモーション支援も行っています。ぜひお気軽にお声がけください!
(編集協力:大西 桃子)