マレーシアの大学を卒業後、日本に心理学を学びに来たナナさん。大学での学びにアルバイトでのリーダー経験、ハラルフード推進などの活動、TikTokインフルエンサーなど、高い行動力と発信力を持つ留学生が、クリスクにジョインしてくれました！
こんにちは！私は日本で臨床心理学を学んでいるマレーシア出身の留学生、ヌルファルザナです。
みんなからはナナと呼ばれています。
2024年12月にクリスクにジョインし、現在はマレーシアチームのアシスト、コンテンツ制作＆プランニング、PR戦略、KOLリサーチ、トレンド調査などを担当しています。日々、新しいことを学びながら楽しくお仕事しています！
マレーシアで経営管理を学んだ後、心理学を学びに日本へ
私はマレーシアで3年間経営管理を学び、卒業後に日本の大学へ進学しました。
高校卒業後には自分が何をしたいのかわからず、特に強い興味を持つ分野もなかったため、将来幅広い業界で活かせるであろう「Business Administration」を専攻し、ディプロマに進みました。
実際に学ぶ中で経営管理学に対してある程度の関心を持つようになりましたが、一方で「もっと自分に合う分野があるのではないか」と感じるようにもなりました。ディプロマではCGPA3.75で卒業し、すべての学期で学部長表彰（Dean’s List）を受けることができました。
そして卒業を数カ月後に控えた時期に、自分の本当の興味をより深く見つけたいと思うようになり、新しい言語を学ぶことを決意したのです。
卒業式はコロナの影響で行われず、隔離期間終了後に延期されましたが、その時にはすでに来日していたため、参加できず写真も残せなかったことが心残りです。
日本語を学ぼうと思った背景には、父が東京大学の卒業生で、幼い頃から日本や日本文化について良い話を耳にしていたことが挙げられます。
韓国語や中国語など他の言語も検討しましたが、マレーシアでは日本語スピーカーが高い給与水準で評価されていると知り、もともと日本に興味があったことも後押しとなって、日本語を学ぶことに決めました。
実は現在専攻している臨床心理学は第一志望ではなく、日本では経営管理学をさらに学びたいと考えていました。しかし、すでにその分野のディプロマを取得していたこともあり、せっかくなら異なる分野で新たなスキルを身につけたいという思いもありました。
いくつか調べた結果、日本は心理学の研究では世界で上位に入る国であることを知り、最終的に心理学を専攻することに決めました。
ハラルフード推進やアルバイトなど多忙で充実した大学生活
2022年に帝京大学に入学してからは、さまざまな活動に参加し、ハラルフードの提供を推進するプロジェクトにも参加。大学からは学業優秀と認められ、「良い発表例」として大学公式SNSアカウントの動画にも取り上げてもらい、留学生のロールモデルに選ばれました。
大学にはムスリムの学生は割と多いのですが、入学した当初はまったくムスリムフレンドリーでないことに驚きました。大学の食堂では食べられるものがなく、礼拝室もきちんと整っていません。
そこで、私は大学の先生やスタッフに相談して、大学でハラルフードを提供できるようにしてもらい、礼拝室も改善してもらいました。
日本での学生生活は忙しく、最初の2年間は勉強とアルバイト中心の毎日でした。特に春休みと夏休みの間はバイト三昧で、観光に出ることもなく週5日働いていました。
1年生の頃から続けているアルバイトでは、パフォーマンスが評価されスーパーバイザー職のオファーをいただいたこともあります。
主な仕事内容は在庫管理や棚卸しで、評価のポイントは「どれだけ速く、ミスなくカウントできるか」です。正直、最初からうまくできていたわけではなく、スピードよりも正確性を大切にしていたため、周囲と比べると作業スピードが遅くて焦ることもありました。しかし、少しずつ経験を重ねていくうちにスピードも上がり、最終的には「留学生チームの中で一番バランス（速さと正確性）が良い人」として評価してもらえるようになりました。
その結果、留学生チームのリーダーを任されるようになり、新人研修のトレーナーも担当し、マレーシア人学生はもちろん日本人の新入社員に教えることもありました。
学生でありながらスーパーバイザー職のお話までいただいたことはとても嬉しかったのですが、その頃は学業優先で他の予定も忙しく、体調も崩してしまっていたので、お断りすることに……。
それでも、このバイトで得た経験や信頼は、今の自分にとって大きな宝物だと思っています！
TikTokアカウントは半年でフォロワー数1万超え
私はもともと日記代わりにSNSを利用していたのですが、留学してからは思い出として残すためにTikTokのコンテンツ制作を始めました。
最初にバズったコンテンツは、大学内のハラルフードに関する投稿でした。それから友達とのちょっとしたお出かけや日常の様子を動画でアップするようになり、フォロワー数はどんどん伸びていきました。
気がつくと応援してくれる人が増えていき、6か月でフォロワーは1万人以上に！
フォロワーさんたちが好んでくれるのは、リアルで飾らない、ありのままの留学生活を映した動画です。おしゃれに見せることよりも、自分が本当に感じていることや体験をそのまま伝えることを大切にしてきたのが、多くの方に共感してもらえたポイントだと思います。
以降、さらに多くの方に見てもらえるように、キャプションや字幕をつけたり、最初の数秒で興味を引くようなイントロを意識したりと、工夫を重ねてきました。
今でも「また次も楽しみにしています！」と応援してくれるフォロワーさんの存在が、私の一番のモチベーションになっています。
この経験をきっかけに、マーケティングやPR戦略についてもっと深く学びたいと思うようになり、クリスクにジョインすることになりました。
ライブやテーマパーク、スノボ…日本でやりたいことはたくさん！
このように忙しい学生生活を送ってきていますが、まったくお出かけができないわけではなく、韓国アイドルのライブや、アメリカのバンドのライブにも行って、楽しい思い出もちゃんと作っています。
ギターが好きなので、Polyphiaというバンドのライブがとても楽しかったです！
テーマパークも大好きなので、USJやディズニーランドもそれぞれ2回ほど行きました。今後もまだまだ行きたいし、富士急ハイランドとディズニーシーも体験してみたいです！
また、最近はスノーボードにどハマり中。
上手な友達と一緒に行くとめちゃくちゃ楽しくて、つい夢中になってしまいます。2025年だけでもスキー場には5回行きました。来シーズンも楽しみにしています！
経験を活かしつつマーケ分野で実践を重ねたい！
今後の目標は、心理学の勉強も大好きですが、まずしっかり社会で経験を積みたいと思っています。将来的には大学院進学も視野に入れています。知識もスキルもどんどん身につけて、理論だけでなく、実践力も磨いていきたいです。
特にクリスクでは、コンテンツ制作のスキルをさらに磨くだけでなく、マーケティングやPR戦略、広告運用、eコマースについても実践的に学んでいきたいと思っています。
まだパートタイムですが、毎日新しいことを学べる環境が本当に楽しいです。経験豊富なチームメンバーのみなさんが親切に教えてくださるので、質問もしやすく、安心して業務に取り組めています。
これからももっとスキルアップして、クリスクの成長に貢献できるよう頑張ります。
どうぞよろしくお願いします！
（編集協力：大西 桃子）
※本文内で引用されている資料・データ、登場する人物の所属名・役職名などは掲載当時のものです。
