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2019年のマレーシア最新SNS&インフルエンサー事情を紹介します

タイやベトナムなど他の東南アジアの国々と同様に、マレーシアもSNSの利用が盛んで多くのインフルエンサーが活躍しています。今日はそんなマレーシアのSNS&インフルエンサー最新事情を紹介したいと思います!

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みなさんこんにちは!
クリスク・マレーシアのりつです。

タイやベトナムなど他の東南アジアの国々と同様に、マレーシアもSNSの利用が盛んで多くのインフルエンサーが活躍しています。

今日はそんなマレーシアのSNS&インフルエンサー最新事情を紹介したいと思います!

2018年 マレーシアのSNS利用状況

MCMCの調査によると、マレーシアのSNSユーザーは2018年現在で約2460万人おり、サービスの中ではFacebookが最も利用されています。


マレーシアにおけるソーシャルネットワーキングおよびコミュニケーションアプリのアカウント所有率
引用元: https://www.mcmc.gov.my/

内訳は下記の通りです。

  • Facebookユーザー/97.3%
  • Instagram/57.0%
  • Youtube/48.3%
  • Google+/31.3%
  • Twitter/23.8%
  • LinkedIn/13.3%

また、1日におけるソーシャルメディアの利用時間は平均2時間58分で日本の約3倍となっています。

引用元 : https://wearesocial.com

マレーシアでも「インスタ映え」は一般的

日本でも「インスタ映え」という流行語を生みだしたInstagramは、マレーシアでも若者を中心にユーザーを集めており、マレーシア国内の月間アクティブユーザー数は、約1,165万人とも言われています。

引用元: NapoleonCat.com

写真を中心としたSNSであるInstgramは、誰でも気軽にできる投稿ができるため、有名インフルエンサーでない一般人でも数万人フォロワーを持つ人もいます。マレーシアでも「インスタ映え」スポットで写真を撮る女性は多く見られます。

Instagramに強いマレーシアのインフルエンサー

Samantha Lee (@leesamantha

Instagramで約65万のフォロワーを持つSamantha Leeさんは、母親兼フードアーティストです。彼女は娘たちの為に健康的な食事を作り出し、食材をユニークな食べ物アートに変えて、2011年にInstagramに投稿し始めました。

決して食べ物を浪費せず、娘たちと一緒に楽しい食事をすることが彼女のテーマ。マレーシアのメディアだけではなく、海外メディアに取り上げられる事も多いです。


引用元: https://dailym.ai/30nfhiH

簡単な食材で作られた食べ物アート、見ているだけでも楽しくなっちゃいますね。

マーケティングを行う際は、Instagramの活用を検討している人も多いのではないでしょうか。写真がメインとなるInstagramは、文字が中心の投稿となるFacebookやTwitterよりも視覚的に訴えかけることができるというメリットがあります。

そのため、ファッションや料理など視覚要素が購買行動等の基準になる場合に活用されています。

Instagramフォロワー:65万人
Facebookフォロワー:9万8千人

マレーシアで暮らす私にとって、Youtubeは毎日欠かさず視聴するメディアです。多くのマレーシアの若者にとっても毎日の生活の中でYoutubeの視聴は不可欠なことでしょう。

Youtubeに強いマレーシアのインフルエンサー

このトレンドは企業にとっても大きな意味があり、著名Youtuberの拡散力や多くの視聴者数などを活用してマーケティングを行う企業も増えてきました。

Namewee

次に紹介するマレーシアのインフルエンサーはアジアで超絶な影響力を持つ人気マルチタレントでマレーシア出身のNamewee。彼は歌手ですが同時に映画監督でもあり、Youtuberの活動も行っています。

日本でも話題になったこの動画に見覚えはないでしょうか?

株式会社Cool Japan TVが総合企画プロデュースを手掛けたこの動画の音楽は、Nameweeが作詞・作曲を担当。Namewee本人も出演しています。

このミュージックビデオはアジア各国の人気YouTuberや人気17ライバー(イチナナライバー※ライブ配信アプリ17Live[イチナナ]でライブ配信を行う人のこと)を中心とする出演者たちが国境を越えて手をつなぎ盆踊りを踊る動画です。

東京オリンピックに向けて盛り上がりを見せる日本のお祭りムードや日本の精神である和の心を、ユーモラスな形で表現した内容となっています。

「Tokyo Bon 東京盆踊り2020」は、YouTubeで累計5,900万視聴数を突破。Youtubeだけでなく、Facebook、Instagram、Twitter、Weibo、秒拍、美拍、bilibiliなど、世界各国の動画プラットフォームに拡散されており、中国、台湾、香港、フィリピンなど海外ニュースでも取り上げられています。

日本国内では、若者に人気のアプリ「Tik Tok」で火が付き、流行に敏感な女子高生を中心に5,000人以上がカバー動画を投稿しています。

なお、NameweeのYoutubeチャンネルは主にトークショーやVlog、MV動画がメインで投稿されており、毎日の平均視聴数は60万という驚異的な数字です。

Nameweeが映画監督を務めた映画も今年の2月28日にマレーシアで上映されました。

Instagramフォロワー:46万8千人
Youtubeフォロワー:199万人
Facebookフォロワー:198万人

SNS戦国時代を勝ち残るのは、どのツール?

現在、SNS戦国時代といっても過言ではないくらいに様々なSNSやそれに関連するツールが登場していますが、Facebookはマーケティング活動に最適のSNSと言えます。なぜなら、現在世界レベルで最も利用されているのがFacebookだからです。マレーシアユーザーの使用率もダントツで高い97.3%となっています。

しかし、ターゲット属性によっては、FacebookだけでなくほかのSNSのも活用する必要があります。なぜなら、Facebookを利用しない若者も登場してきていますし、Facebookアカウントを持ってないインフルエンサーもいます。

動画マーケティングに関しては、FB LiveやFB Storiesなどの機能よりもInstagramやYoutubeのほう有効性が高くなってくることも考えられます。

そんな状況の中、Facebookをうまく使って、自身の活躍を宣伝しているインフルエンサー「Lizz Chloe」さんを最後に紹介します。

Lizz Chloe

彼女の本職はYoutuberだが、今はラジオ局のレギュラーDJを務めていて、モデル経験もあります。

引用元: https://web.facebook.com/lizzchloemyfm/

彼女は実際に2011年からモデル活動を始め、美人だけどサバサバした性格の彼女はすぐにネットで人気者になりました。今ではYoutuberとしても大活躍しています。

韓国の人気女性グループ・Twiceのカバー曲の視聴率は300万超えを達成しました。

また、その端正がルックスのため、マレーシアのマクドナルドのFacebookCMも出演した実績もあります。

引用元: https://bit.ly/30tXoz0

最近は日本人の人気インフルエンサー「三原JAPAN」とのコラボ動画も投稿しています。

引用元: https://web.facebook.com/lizzchloemyfm/

Facebookでは毎日投稿してはいないものの、平均エンゲージメントは好調だそう。出演情報やイベント情報をFacebookで共有し、Youtubeにあげた動画もFBにアップしています。

動画を目的とするYoutubeフォロワーだけでなくFacebookのユーザーを取り込むために更新していということでしょう。

Instagramフォロワー:63万2千人
Youtubeフォロワー:75万3千人
Facebookフォロワー:46万8千人

まとめ 

今回はマレーシア最新SNS&インフルエンサー事情を紹介しました!

マレーシアもSNS戦国時代でたくさんのプラットフォームをそれぞれの目的に合わせて使われる傾向があります。

◎Facebook

企業ページと広告を運用する企業が多く、企業とユーザーとの双方向コミュニケーションやエンゲージメント獲得に利用。

◎Instagram

画像投稿が中心のためビジュアル重視でブランディング目的。1投稿に複数のハッシュタグを付ける文化があり、タグで他人の投稿も見られるのでコアのファン形成に利用。

◎Youtube

バズりやすいインパクトのある動画を撮れば、若い視聴者が「WhatsApp」、「LINE」などメッセンジャーで友達にシェアしてくれることも多く、拡散が見込まれる。また、動画のため言葉がわからない国外のターゲットにリーチすることができる。

また、異なるSNSを組み合わせてマーケティング活動を行うことで、投稿を届けたい範囲もコントロールすることが可能です。

マレーシア向けのSNS&インフルエンサーマーケティングはまだまだタイなどに比べて日本では一般的ではないかもしれません。しかし、マレーシアのインフルエンサーは日本が好きな方も多く、プライベートで日本を訪れているなど日本に詳しいインフルエンサーは少なくないです。

この記事を読んで頂いた方がマレーシア向けのSNS&インフルエンサーマーケティングに興味を持って頂けると嬉しいです!

(編集:きたざわあいこ)

※本文内で引用されている資料・データ、登場する人物の所属名・役職名などは掲載当時のものです。

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この記事を書いたのは

東南アジア・東アジアのマーケティングに携わり12年!
タイから始まりベトナム・マレーシア・インドネシアにもオフィスを構え、現地メンバーと日本のディレクターチームとで東南アジア・東アジアでの集客・プロモーションを支援しています。

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