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日本で活躍するベトナム人インフルエンサーは、SNSで日本の何を伝える?

ベトナムスタッフのリエンが、日本出張で会うことができたベトナム人で若く面白いインフルエンサーの2人について紹介します。2人のように、日本で活躍するベトナム人インフルエンサーもいますので、プロモーションの際はこういった人材を検討してもよいかもしれませんね。

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こんにちは、ベトナムスタッフのリエンです。

前回「【テレビ出演も!】ベトナムから日本への出張で感じたことをありのまま紹介します」でも予告しましたが、日本出張で会うことができた、ベトナム人で若く面白いインフルエンサーの2人について今回は紹介していこうと思います。

SON TUNGさん

 

「LẠC(道に迷い)」というFacebookページは、在日ベトナム人留学生が作りました。私はひと目見ただけで、このページを魅力的だと感じましたが、なんと私の友達のうちすでに10人ほどがこのページをフォローしていました。

ページには日本の写真が投稿されていますが、私が日本で見ていた賑やかな先進国の生活とは完全に異なり、その写真からは日本人の平穏な暮らしが見えてきます。そこで、今回クリスクでの日本出張で、このページの管理者であるSon Tungさんに会う事にしました。

  • 名前:Nguyễn Sơn Tùng(グエン・ソン・トゥン)
  • 生年:1992年
  • 出身地:ベトナム・ホーチミン市
  • 就職:学生(インタービュー時点)、デザイナー、ブロガー
  • 留学先:新潟デザイン専門学校
  • Facebookページ名:LẠC
  • Facebookページの「いいね」数:41,798(2018年10月9日現在)
  • 趣味:日本の妖怪・お化けの文化、デザイン、写真術、旅行

Tungさんの最初の印象は、「いい笑顔を持った親切な若い男の人」でした。

インフルエンサーとしての実績を聞くと、TungさんはJNTO(日本政府観光局)の訪日促進キャンペーンの招待を受け、北海道体験の旅をした経験が2回あるとのことでした。

そのキャンペーンに参加した経験や、日本旅行の感想を記事(ベトナム語)としてまとめ、その後、ベトナムの出版社から旅行系の本への協力依頼をもらったそうです。

来日して数ヶ月後、彼が感じた日本を伝えるために「LẠC」のFacebookページを作成しました。ホーチミン市や東京などの大都会の喧騒から逃れようと、東京での日本語習得が終わったあとは、新潟県に引越して、本当の留学生活の始まりと共にフリーランスのイラストレーター・デザイナーとしての活動を始めました。

「オタク」の雰囲気が全然なかったTungさんですが、日本への関心を持ったきっかけを聞くと、「ドラえもんを読んだ事」と答え、新潟県は『犬夜叉』や『らんま½』という世界中で大人気の漫画作品の作者・高橋留美子氏の出身地である事も教えてくれました。

「漫画を読んで日本の幽霊・妖怪について非常に好奇心を持ち始めました」という彼は、妖怪の話になると、目がキラキラ輝いて話が盛り上がりました。
まさに私と会った当日も、彼は山奥にあるお化け屋敷で恐ろしい体験をする見学旅行から帰ったばかりだったそうで、本当に妖怪が好きなのだと感じました。

短い時間でしたが、Tungさんは日本の文化の熱心な愛好者という印象が強く残ったため、日本の妖怪や幽霊が出てきた小説や漫画を紹介してあげると、彼は、私が今まで会ったベトナム人の若者や大学の同級生よりも、日本のことや日本の伝統文化に関して深く理解できるところが多くあると言っていました。

NHUNGさん

  • 名前:Đặng Hồng Nhung(ダン・ホン・ニュン)
  • 生年:1992年
  • 出身地:ベトナム・ホーチミン市
  • 就職:OL、Youtuber
  • 現住所:千葉県
  • Youtubeチャンネル名:Vietnamese living in Japan
  • Youtubeチャンネルの登録者数:167,170
  • 趣味:外国語勉強 、旅行

Tungさんと同様に、Nhungさんもベトナムの一番大きな都市の中心で成長してきました。

知り合いから「日本はいい国で、必ず挑戦や成長できる機会があるはずだ」というアドバイスを聞いたことがきっかけで、ベトナムの大学を卒業後、出版社で小学生が使う英語の教科書の内容を作成するという仕事を1年間したのち、希望を抱いて日本で働くことにしたそうです。

Nhungさんは大学時代に中国語と英語を勉強しましたが、来日した時は日本語や日本の事を詳しく知らない状態だったため、心の準備はしたものの辛いことが多くあったのだとか。
日本に住み始めてすぐに、ベトナムの人々はなんて温厚だったんだろう! と感じたこともあるようです。

しかし、2年間の日本語学校での勉強期間に、社会人向けの英語家庭教師などのアルバイトをすることで、日本のことや日本文化を深く理解できるようしようと決心しました。
そして、慣れたベトナムの快適な生活と、日本での生活の比較を止め、文化の違いを理解したうえで行動をするようにしなければならないことに気づきました。

そこで彼女は、自分の苦労や感情をみんなに共有したい、アドバイスを聞きたいという目的から、Youtubeでの動画を作り始めたのです。

みんなに知られるYoutuberになることに憧れはなかったそうですが、彼女の正直で共感しやすい動画は在日ベトナム人のコミュニティで非常に人気が高いです。

公開してから2年未満の短期間で、登録者数は15万以上に達しました。Youtubeでは日本への理解、日本留学・日常生活のために知っておくべき情報が頻繁に共有されています。いくつかの日経企業から依頼を受けて、ベトナム人向け商品をPRした経験もあるようです。

私と彼女が会ったのは、六本木駅のカフェだったのですが、そこの店員の一人が、「Nhungさんのビデオを見て自分の悩みを解決できるようになって本当にありがたいです」と話かけてきたのです。Nhungさんの影響力を目の前で実感することになりました。

まとめ

初対面にもかかわらず2人のインフルエンサーはとても気さくで、日本生活の楽しいことから仕事における考え方、趣味、個人的な悩みなどをお互いに共有することできました。
2人とも私より2歳年下ですが、SNSでのやりとりや直接会ったりすることで、それぞれ真面目な若者たちだと感じることができました。

Tungさんは若い写真家として、写真を通して「日本には身近すぎて気づけない美しさがある」こととその魅力を伝えてくれます。また、Nhungさんの動画を見て、自分が日本にいた時「これを知ってたらよかった!」という役に立つ情報を教えてもらいました。
また、彼女の「人生の困難な時期を乗り乗り越える態度」にもすごく感動し、短かい時間ですが、とっても意味がある出会いでした!

2人のように、日本で活躍するベトナム人インフルエンサーもいますので、プロモーションの際はこういった人材を検討してもよいかもしれませんね。

(編集:きたざわあいこ)

※本文内で引用されている資料・データ、登場する人物の所属名・役職名などは掲載当時のものです。

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この記事を書いたのは

クリスク・ベトナム マネージャー
東京大学留学後、ベトナム大手IT企業で仕様書の翻訳や通訳を担当。クリスク・ベトナムで広告運用・インフルエンサーマーケティング・マーケットリサーチなどのデジタルマーケティング支援に携わるほか、ベトナム大手出版社でマンガ、小説のベトナム語翻訳も手掛ける。趣味は映画鑑賞、コンサート鑑賞、山登り。

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