みなさん、こんにちは!
クリスク・マレーシアのりつです。
SNSを利用する人は、世界中で増加していますね。そんな中、生まれた国とは違う場所に移住し、観光情報や生活に関する情報をSNSで発信する人が増えてきています。
チャイニーズ・マレーシアであるJeanさんは、2007年よりマレーシアで「衣食住行」というブログを開始。グルメ情報や旅行記を紹介していたところ徐々に人気になり、Facebookでのフォロワーが1万人を超えるほどになりました。
そんなJeanさんは、現在では日本へ移住しインフルエンサーとしてブログやInstagramで活動しています。
今回、Jeanさんにインフルエンサーとしての移住についての苦労や、それでも発信を続ける理由を聞いてきました。
─ ブロガーとしての経歴を教えてください。
Jean 「ブログを始めたきっかけは、自分の生活を記録したいという気持ちからでした。その後は、だんだんマレーシアでブロガーとして知られるようになり、ブログを通じて色んな人に接触したりイベントに参加したりして、自分の人見知りも治りました。
タイやマカオのファムトリップに参加した経験もあります。その他には、化粧品や美容品のレビューをやったこともありますね。
今は結婚して日本に住んでいますが、もちろんブロガーも続けています。ブログは10年以上やっていますが、しばらくは続けていきたいと思っています」
▼Jeanさんのブログ「衣食住行」
衣食住行(yī shí zhù xíng)は中国語の四字熟語で生活の基本条件としての衣・食・住・交通を指しています。
── なぜ日本に来ることになったのですか?
Jean 「4年前、マレーシアのIT業界で働いたときに韓国と大阪のエアチケットを間違って購入してしまったんです。それでしかたなく日本旅行に来たら、大阪で夫 (日本人)に出会い、交際することに。
私は日本語を喋れませんが、夫は中国語と英語を話せるのでコミュニケーションは問題ありませんでした。その後、4年間交際して結婚し、日本に移住しました」
── 日本へ移住というのは大変ではなかったですか?
Jean 「異文化ということもありますが、 私は日本語がほとんど分からないので、生活するだけでも大変ですね。
夫の家族は藤沢市でオーガニック農場を経営しているので、私も野菜販売や主催する市内ツアーの手伝いをすることもあるんですが、夫の両親とは日本語でないとコミュニケーションが難しいので、今は日本語の勉強をしています」
── 慣れない日本で日本語も学びながら、子育てもしながらというと、Instagramやブログを更新していくのは大変そうです。
Jean 「趣味を仕事にするなという人もいれば、趣味が仕事になったら最高だという人もいますよね。私は仕事のためにブログをしているわけではないので続けられるのかもしれません。
夫はAirbnbで部屋を貸しているのですが、時にはお客さんにおすすめの観光スポットを聞かれて、私のブログを見せて観光スポットを紹介することもあります。困った人を助けることができると私はとても嬉しいんです。こういう繋がりが好きなんですよ」
── ブログでの情報発信は、人のためでもあり自分のためでもあるんですね。そのために、発信するときに注意していることなどはありますか?
Jean 「トレンドに流されないことですね。商品のレビューをするときも、カフェを紹介するときも雰囲気や品質を重視してレビューしています。
なぜかと言うと、今の人は必ずしもトレンドを追い求めるわけではないからです。個人的にも、裏道に隠れているようなカフェも好きですしね」
インタビュー当日、わざわざ自宅から東京まで1時間半以上かけて来てくれたJeanさん。初対面でもすごく親切で話しやすい人柄で、日本に来るまでの話など個人的なことも全て教えてくださいました。
「困っている人の役に立ちたい」 という気持が、ブログでの丁寧なレビュー・写真に表れているのだとインタビューを通じて感じることができました。
Jeanさんはこれからも日本の魅力や文化を勉強しながらSNSで発信して行くそう。プロモーションをしたい企業はぜひ、検討してみてください。
(編集・撮影:きたざわあいこ)
生年:1988年
出身地:マレーシア ・マラッカ
職業:ブロガー・フリーランス
趣味:旅行・グルメ
Facebookページ: 16,639フォロワー
Istagram: 3,394フォロワー
ブログ :https://www.j-e-a-n.com/