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Facebookユーザー世界3位!進化するインドネシアのFB機能活用方法 - クリスク

作成者: Tania Paramita(タニア・パラミタ)|2021/12/15 7:30:00

こんにちは!クリスク・インドネシアのタニアです!

Facebookは、いまや家族や友人とのコミュニケーションだけのプラットフォームではありません。いまでは様々な新機能の追加でプロモーションやビジネスニーズにも使用されています。

インドネシアのFacebookユーザーは1億7,650万人。これはインドと米国に次いで3番目に多くなっています。(参考:Internetworldstats 2021年6月現在) 

では、インドネシアの多くのFacebookユーザーのうち、インドネシア人がよく使う機能は一体何でしょうか? この記事では、その機能を説明したいと思います。

インドネシアのFacebookグループ事例

Facebook グループは、インドネシアのユーザーの多数が使用している機能の1つです。その理由は、売買グループ、情報共有グループ、勉強グループなど、グループの用途は非常に多様だからです。では、興味深いインドネシアのFacebookグループをいくつか紹介いたします。

求人情報系グループの例: Magang & Kerja di Jepang

インドネシアでは、求人情報系のグループを比較的簡単に見つけることができます。例えば、「Magang & Kerja di Jepang」というグループは、日本の求人情報を共有するグループです。

提供される仕事は主に、畜産、介護、宿泊などの分野での証明書を必要とする専門家の仕事です。

日本人が外国人労働者を探しており、労働者たちは特定技能ビザを申請できるため、このようなグループにはニーズがあります。

送り出し機関(LPK)が宣伝する日本の求人

このグループは、求人情報だけでなく、仕事の応募方法、日本での仕事や生活ガイド、日本語レッスンについても共有しています。

サービス系グループの例:Titip Jepang Yuk!

インドネシア人は現在、国内だけでなく、海外からの商品の購入にもますます関心を持っています。そのため、ショッピング代行サービスの人気も高まっています。このようなサービスは、商品が売られている場所に行けない人のために商品を購入するのに役立ちます。

Eコマースを利用すればいいのでは?と思われるかもしれませんが、それには少し問題があります。

それは、インドネシアではクレジットカードを持っている人が少ないことに加えて、海外から商品を購入する際のインドネシア人にとっての障害は、運送中の商品の紛失、本来関税を払う必要がない注文に対してお金を請求される詐欺に遭う可能性、購入方法・配達などについての知識の欠如です。

そこで、「Titip Jepang Yuk!」というグループはアマゾンジャパン、楽天、メルカリなど日本のウェブストアから商品を購入するサービスを提供しています。

Titip Jepang Yuk!の割引プロモーション

このTitip Jepang Yuk!ではどのように購買ができるかというと、
アイテムのURLまたはスクリーンショットをTitipJapanに送ると、Titip Japanチームが顧客が支払う必要のある総費用を計算。客側の支払いが完了すると、購買し配送されます。インドネシアへの配送、倉庫チェック、すべての購入プロセスをTitip Japanチームが管理するそう。

なお、グループ管理者のBobさんによると、購入リクエストが最も多いジャンルは、アニメ、漫画、ゲーム、アイドルグッズで、危険・違法な商品でない限り、日本のウェブストアから何の商品でも購入できるとのことでした。

現在、「Titip Jepang Yuk!」は約5,000人のメンバーがあり、商品の購入が簡単で保証されているため、大きな需要があります。

販売グループはなぜ人気?

インドネシアでは、販売グループは最も一般的なFacebookグループです。Facebookインドネシアの公共政策責任者であるRuben Hatariによると、2019年には中小企業の43%がFacebookをビジネスに使用しているそう。

Facebookグループが販売に使用される理由の1つは、プライバシーです。
一部の売買グループは、特定のメンバーのみが参加できるようにしています。たとえば、ある大学の学生のための特別な売買グループなどがそれにあたります。

プライバシーに加えて、セキュリティが保証されており、ユーザー誰でも参加できるわけではないため、購入者はより信頼します。

また、FBの売買グループには、販売されている商品に応じてそれぞれのカテゴリがあります。これにより、ユーザーは買いたい商品を簡単に見つけることができます。

例えば、服、食品、エレクトロニックス、家庭用品などを販売できる一般の売買グループがあります。また、コスプレグッズやフィギュアなどのホビーアイテムなどの特定の売買グループもあります。

しかし、商品だけでなく、サービスや作品を販売するグループもあります。
Commission Corner Indonesiaというグループは、フリーランスイラストレーターのようなクリエイターがデジタル作品を販売するプラットフォームを提供しています。

通常、クリエイターは購入者からのリクエストを受け入れるか、ポートフォリオに同行して作品ごとの価格を宣伝します。

クリエイターの作品の宣伝の例
引用元

Facebookライブの事例

インスタライブと同様に、Facebookライブを使用すると、イベントやパフォーマンスなどをライブストリーミングできます。
ライブ配信では、いいね!、シェア、コメントなどのインタラクティブな機能により、視聴者と交流することができます。 

どうやらインドネシアでは、この機能は主にオンラインショップからの製品をプロモーションするために使用されています。こちらは例をとして、Facebookライブでインドネシアの伝統的な衣装「ケバヤ」のプロモーションです。

以前の記事で説明したように、インドネシアでライブコマースは人気が高まっていますが、公式ストアよりも個人やオンラインショップのオーナーがFacebookライブで販売を行っている状況です。

Facebookマーケットプレイスが人気の理由

Facebookマーケットプレイスは、注文の発送期間がかなり厳しく、発送は3日以内に行われ、7日以内に購入者に受け取る必要があります。
このルールにより、信頼できるマーケットプレイスとしての評判を得ています。

TokopediaやShopeeのような他のeコマースほど人気は高くはありませんが、この信頼性と、ブランド認知度を高められる要素、売り手と買い手を直接やり取りができ商品を販売する費用もかからない点から、インドネシアユーザーには好んで使われています。

マーケットプレイスには、ロケーションを絞り込むフィルターがあり、これも人気です。これは、一部のインドネシア人がまだ売り手に会い直接購入するか、代金引換(COD)で支払うことを好むためです。

なお、さまざまなカテゴリーの中で、最も広く販売されている商品は、家具やスマホなどの電子製品です。

代金引換(COD)でお支払いできる商品の例
引用元: https://bit.ly/3ItHSZZ

統計データベースのSTATISTAによると、インドネシアには現在1億5800万人のeコマースユーザーがおり、2025年までに2億2100万人に達すると推定されています。

一方、2021年のData Reportalによると、1億7000万人のSNSユーザーのうち、85.5%がインドネシアで普及しているSNSの1つであるFacebookを使用していることから、Facebookマーケットプレイスの人気はまだまだ続いていくと思われます。

参考)
E-commerce users in Indonesia 2025
Digital in Indonesia: All the Statistics You Need in 2021 — DataReportal – Global Digital Insights

まとめ

Facebookは多機能プラットフォームになりました。情報交換、販売、ライブ配信まで、ユーザーはそれらの機能を簡単に使えます。

Facebookユーザーが多い国の1つとして、インドネシア人は、グループ、マーケットプレイス、ライブなどの機能がより多くの視聴者にリーチするのに役立つことも認識しています。

うまく使えば、Facebookとその機能は、強力で、欠かせないマーケティングツールになる可能性があります。

Facebookの機能を活用した効果的なマーケティングは、ぜひ私たちクリスクにおまかせください!